プロファイル研削

【プロファイル研削とは】

プロファイル研削とは、倣い研削や投影研削とも呼ばれる、高精度を必要とするテーパ、溝幅、溝深さ、凸R、凹Rの加工などをおこなう研削のことです。
加工方法はチャートという半透明のフィルムに製品図を20倍や50倍に拡大して描き出し、それを投影機に光学式に映し出し、工作物と製品図を重ね合わせて、製品図からはみ出した部分をNC制御もしくは手動にて研削していきます。

研削可能な工作物も四角いブロック形状、円筒状のパンチ形状の両方が可能です。
また、砥石を上下に往復運動をさせながら研削する方法と、円筒装置を使用することによって、円筒状の工作物の外径形状を研削することも可能です。
さらに、使用する砥石もφ65、φ180とスピンドルを交換することによって、使い分けも可能になっています。

特徴としては直線、曲線(R)、テーパ、溝などが複雑、且つ不規則なつながりをしている形状でも加工できるところです。また、投影機で拡大された加工物を確認しながら加工できるので、少ない取りシロにも対応できるところです。
そして、これまでのプロファイル研削盤は影絵のように写し出されるだけでしたが、今ではCCDカメラによるカラー画像の研削盤も登場しており、研削精度だけなく高精度な機上計測や自動補正も可能な設備もあります。

しかしながらプロファイル研削には決定的な弱点があり、大物に対応できないことと、量産対応が苦手であることです。量産対応が苦手である理由の1つは作業員が1つずつ手付けにて投影機で位置合わせをしながら作業する必要があり、自動化が困難なためです。

最後にプロファイル研削(円筒装置含む)で求められる精度ですが、寸法精度や面粗さはもちろんのこと、幾何公差では「真直度」、「平面度」、「真円度」、「円筒度」、「平行度」、「直角度」、「傾斜度」、「位置度」、「同心度」、「対称度」、「振れ(円周振れ・全振れ)」など、ほとんどの幾何公差に対応しています。

プロファイル研削の画像

プロファイル研削の画像

プロファイル研削の画像