平面研削

【平面研削とは】

平面研削とは、工作物の平らな面を削ることです。
加工方法は工作物をテーブル上の電磁チャック(マグネット)に直接着ける、もしくは工作物をバイスなどの冶具で固定し、その冶具を電磁チャックに着けた状態で、テーブルを左右に往復させながら砥石を前後送りすることで平らに削っていくスピードストローク研削と、砥石に対して工作物を超低速でテーブル送りをしながら、通常の数十倍から数百倍の量で切り込むクリープフィード研削があります。

なお、スピードストローク研削をおこなうときのテーブルの左右の往復運動は、旧式の汎用機ですと大半の研削盤が手動ですが、近年のNC化された研削盤は自動化されているものがほとんどです。クリープフィード研削をおこなう場合も、速度の管理や調整をするため、NC制御の研削盤でおこないます。

平面研削は主に電磁チャックに固定するため、工作物のほとんどが磁気性金属となります。そのため、非磁気性の工作物を研削する場合はバイスなどに固定する、もしくは専用の固定冶具を製作する必要があり、工作物の形状によっては固定不可能なものも残念ながらあります。
さらに、非磁気性の工作物はロット数の多いものに対応することが困難な場合があります。しかしながら、近年では非磁気性の工作物を張り付けることが可能なものもありますが、接地面が平らであることが条件となるなど、一定の制約が発生してしまいます。

さて、冒頭で平面研削とは平らに削ることとお伝えしましたが、実際はそれだけではありません。テーパ加工や凸R加工、凹R加工などが可能です。
溝加工においては、溝の底面を研削する、溝の端面を研削する、また溝形状も四角溝、V溝、R溝の研削も可能です。

最後に、平面研削で求められる精度は、寸法精度や面粗さはもちろんのこと、幾何公差では「平行度」、「平面度」、「対称度」、「傾斜度」、「直角度」などです。
平面研削の画像 平面研削の画像 平面研削の画像 平面研削の画像