研削加工・研磨加工とは

【研削加工とは】

研削加工とは、砥石(といし)を高速に回転して金属材料の表面を削る加工法のことです。
加工する際の砥石回転の周速度は10~80 m/sあり、これは切削加工の数倍から数十倍の回転速度です。

砥石は切削工具と比較すると切れ味が劣るため、加工中に砥石と工作物の接触部分が高温になってしまい、研削焼けや割れが発生したり、焼き入れの硬度が変化してしまうことがありますが、今では、それらを防ぐために研削液で冷却しながら加工することがほとんどです。

研削加工は切削工具では加工できないような高硬度の金属材料も加工することができ、寸法精度はもちろんのこと、「真円度」や「円筒度」、「平行度」や「平面度」などの幾何公差、他には面粗さなどにおいても高い精度が求められる仕上げ加工に適していて、加工精度はマイクロメートル(0.001)を求められることが多くなっています。

研削加工には、対象とする部品の形状によって様々なタイプが存在します。

大きく分けると丸形状の外側と内側、四角いブロック形状に分けられ、円筒形状の外径を研削する円筒研削、丸穴形状の内面を研削する内面研削、平面形状を研削する平面研削、異形状を研削するプロファイル研削などがあり、㈱アミイダではこの4種類、計27台の研削盤を導入しています。

この4種類の他にもジグ研削盤、センターレス研削盤、ロータリー研削盤、ホーニング研削盤など、他にもたくさんの研削盤が存在します。

最後に、研削加工と研磨加工を同じだと誤った認識をしている人が非常に多いのですが、この2つの加工はまったく違い、同じではありません。

研削加工は冒頭で説明した通り砥石で金属材料を削る工法のことですが、研磨加工は「ミガキ」を施す工法で、対象物の表面を滑らかにすることを言います。工程からしますと、研削加工をおこなった後に研磨加工を施すという順番となります。

ですが、前述でもお伝えしたように、誤った認識をしている人が多いため、不本意ではありますが、弊社のホームページでは両方の言葉を使用しているわけです。

豆知識ですが、研削加工や研磨加工の歴史は古く、石器時代の石槍や石弓、装飾品などの加工から始まっています。また、今でもダイヤモンドなどの宝石が光り輝くのは、削って磨くからこそ、あれだけ美しく仕上がるのです。